冨田明宏 責任編集メールマガジン 『パトス・ハメ』
No.0004-1 / 2009年3月7日 発行
INDEX
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1. 犬が読むコラム - 責任編集後記的な何かが前に来たら - text: 冨田明宏
2. 対談連載 DJ TECHNORCH×冨田明宏『同人音楽』最終回
3. リレー・コラム『人生を変えたアルバム』 text:riya(eufonius)
4. 特別寄稿『ワイトの私的幻想音楽鑑賞術』 text:Wight
(Barbarian on the groove)
5. 今号のパトス盤 - PICK UP DISC! - text: 冨田明宏
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1. 犬が読むコラム - 責任編集後記的な何かが前に来たら - text: 冨田明宏
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ベルリン在住のエレクトロ系アーティスト、TIM EXILEの最新アルバム『Listening tree』が3月25日に発売されるのですが、そのライナーノートを先ほど書き終えたばかりで脱力仕切って呆けたツラ剥き出しの露出狂状態でこのコラムを書いております。バンザイ!
最近、ちょっと忙しく立ち回り過ぎたのかもしれない。1月末から2月末にかけて。その間にHigh Placesの日本初国内盤『ハイ・プレイシズ/03/07-09/07』のライナーノート執筆と、Luke Leigfieldのベストアルバム『BEST OF LUKELEIGHFIELD 2006-2008』のライナーノート執筆があったし、CDジャーナル、bounce、クッキーシーン、BARKSと、私がレギュラーで書かせて頂いている媒体にインタビュー&長文系の特集原稿を目一杯書かせて貰った(ありがたいことです)。
あと、MUSIC SHELFさんで始まる私の新しい連載の準備とか、自分で企画書を書いた雑誌や書籍の進行とか、某イベントのブッキングとか……あれ、書けないぞ。何者かによる「まだ終わっていない仕事を思い出す」という遠隔催眠でキーを叩く指が止まってしまったようです。ザンネン!
ほぼ毎日がインタビューとミーティングでビッチリのスケジュールだったけど、なんというか、逆にこうじゃないと落ち着かないというビョーキなんです、ぶっちゃけ。しかも私、I’veを追いかけて北海道にまで行ってきたんです。札幌と夕張。モチロンお仕事としてですが。恐ろしく寒かったけど、最高に楽しかった。高瀬さんと中沢さん、本当に素敵過ぎる。一生ついていきます。
……と、まあ、すべて自分で招いた結果、というヤツです。正直、自分的にはこうやって追い込まれている状況の方が好きなので良いのですが、周りのみなさまにご迷惑をかけてはいけないなと、本当に、真面目に思っている次第なのです。すでにご迷惑をおかけしてしまった皆様には、心からごめんなさい。
たまったストレスを発散するには、プチ散財をするに限りますネ!先日、オーディオ雑誌『SLOW』の仕事でタワーレコード渋谷店の7F、タワーブックスにお邪魔したのですが、『JAZZ COVERS』というクソ重くてでかいジャズ名盤のカバー・アート集と、『ポップ・アフリカ700』というガイドブックと、『レア・グルーヴ・ディスクガイド』というガイドブックを取材の合間に購入。帰りしなにABCマートでレッドウィングのブーツも購入。大きな黄色い袋を二つ抱えて帰宅。
改めて、私は本当に、音盤がたくさん載っている本が好きだ。自分の仕事部屋の本棚には、『〜ガイドブック』と名の付く、または準ずる本が40冊近くある。実家に帰ればまだまだあったきがする。そのうち、自分が参加したものが7冊くらい。仕事で使うから、と言い訳して買ったのは実はすごく少なくて、単純に読んだり眺めたりするのが好きなのだ。
今年は、自分が企画したガイドブックの仕事も3冊控えている。CDもレコードも本も、本当に場所を取る。邪魔で邪魔で仕方がない。でも、これを買い続けるのは止められない。自分の場合、音質とかレア盤とか、そういうものに実はあまり興味がない。純粋に、音楽を形として所有するのが好きなだけだ。
MP3音源だって勿論、PCにはたくさん入っているけど、“所有している”という実感は、自分の場合は薄い。サンプル的な感覚に近いかも。昨年のブロック・パーティーの新譜をダウンロードで買ったけど、今までで一番聴いてないブロックの作品になってしまった。音楽をやむなく処分するとき、音盤を眺め、買ったときのことを思い出しながら処分するのと、右クリック“削除”とでは、感じ方、味わいが違うと思う。何より、CDやレコードの物量で迫られるあの緊張感。「地震が来たら即死」という“デスい”切迫感が、なんか良い。このM野郎。
10年以上前に買ったCDのコーヒー染みが付いたライナーノーツを眺めて、引っ越す前の実家のことを思い出したり、昔好きだった女(ヒト)を思い出したり、そんなことしているうちに愛着が戻ってきて処分できなくなったり……いくら脱力しながら書いたコラムとはいえオヤジ臭さ、加齢臭がハンパではないけれど、当方、一応まだ20代です。
先日インタビューした、大阪の爆裂パンク・バンド、ミドリのヴォーカル、後藤まりこ嬢に「何かオモロイ漫画しらん?」と聞かれたので、「『BAKUMAN』を読めよ!熱くなれよ!」とシュウゾウ・マツオカばりの熱量を発しながらオヌヌメしておいた。今後ミドリがアレ以上に熱くなったら、『BAKUMAN』の仕業かもしれません。
今更私が言うまでもないけど、『BAKUMAN』は『DEATH NOTE』コンビによる最新作。今連載中の漫画で、ここまでパトスがほとばしっている漫画を、私は知らない。ナゼなら、他の漫画を読んでないからだ!!俺だって、小説家の海猫沢めろん先生に教えてもらったんだもん♪なので本メルマガ読者の皆さんも、ぜひご一読を!
はい、長いので強制終了!終わります。
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音楽ライター冨田明宏
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